小樽市ボランティア・市民活動センター

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〜災害 Q&A 29〜

○第1章 震災の経験  
7. 避難所生活

Q29.避難所では要援護者に対する受け入れについての問題はありましたか?
A.当時は現在ほどバリアフリー(※1)やユニバーサルデザイン(※2)の概念が一般的に普及しておらず、避難所に指定された場所の大半は、バリアフリー対応がありませんでした。

 対人障がいなどのある自閉症の人が避難所に避難しましたが、大声を出したりパニックになったりしたので、家族が避難所から連れ出したこともありました。また、外国人の避難者には言葉が通じず、情報伝達がうまくできませんでした。

 障がいのある人は避難所に行けない場合があり、車で生活した人もいました。

(※1)バリアフリー:段差等の障壁だけでなく、社会的、制度的、心理的なすべての障壁を除去し、高齢者や障がいのある人に配慮すること。
(※2)ユニバーサルデザイン:年齢・性別・国籍・身体の状況など、個々の人間の特性や能力には関係なく、はじめから、誰もが利用しやすいように、まちや建物、製品、環境、サービスなどを作ろうとする考え。

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