小樽市ボランティア・市民活動センター

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〜災害Q&A55〜

○第2章

13.ボランティア

Q55.ボランティアの活動で、受け入れ側にとってどのような問題がありましたか?

A.テレビなどでよく報道される避難所にはボランティアが殺到し、報道されない避難所にはボランティアが全くいないという状況がありました。当時は活動未経験者がほとんどのため、ボランティアを統括するためのボランティアも必要になりました。

 一方、当時は災害救援ボランティアの概念が一般に浸透していないこともあり、ボランティアに何を頼めば飯野科さえわからなかった被害者が大勢いました。被災者自身が「こうしてほしい」と要望しないと、ボランティア自身もなかなか動けないものです。

 また、全国から救援物資が届けられるようになると、ボランティアの作業がほとんど仕分けや配布に時間を割かれてしまうなどの問題も発生しました。そして、被災地への義援金は集まるのですが、ボランティアの活動支援に対してはなかなか集まらないのが現状のようです。

〜体験〜
『湯を沸かせない状況でカップ麺を配ってしまい、被災者に対して気配りが足らず反省しました。』
『他都市から届けられた仮設トイレ、風呂や散髪、洗髪のボランティアは、人間らしさを取り戻させてくれた。』

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